肘が痛い 何科

肘が痛いときに、病院で何科を受診するか

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肘関節は、屈伸運動だけではなくて、回旋運動も行います。
こうした複雑な運動を可能にしているのは、その構造の複雑さです。
例えば、普通の指の関節であれば、2つの骨で関節が構成されます。
これに対して肘関節の場合には、3本の骨で構成されていて、立体的な動きを可能にしているのです。
そのため、肘が痛い時に治療を行うには、このような複雑な構造を、理解しなければならないのです。
この点において、肘が痛いために病院で何科を受診するかとなると、第一選択は整形外科になります。
整形外科は、もともとは外科から分岐した科ですので、手術療法を行うことを得意にしています。
しかし、運動器系疾患の手術療法を専門にしていますので、肘関節の治療も得意にしているのです。

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例えば、子供の野球肘で多い離断性骨軟骨炎は、手術療法を選択することが多い疾患になります。
この離断性骨軟骨炎の、手術療法を担当するのは、専ら整形外科になのです。
また肘関節は、頸部から分岐した神経が、たくさん通過する場所でもあります。
例えば、肘関節の橈側部には、手関節の背屈運動のために働く、橈骨神経が通過しています。
この橈骨神経は、圧迫などを受けると、麻痺を起こして手関節の伸展が困難になることがあるのです。
こうした疾患のことを、橈骨神経麻痺と呼んでいます。
橈骨神経麻痺で、病院の何科を受診するかとなると、神経内科が専門になります。
神経内科は、神経の治療の専門家で、橈骨神経麻痺の治療を得意にしているのです。

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