肘が痛い時の対処方法
肘の痛みは他の痛みと比べて我慢できない痛みというわけではありませんが、日常生活において肘を使う機会が多くそれ故に治りが遅くなるということがあり、出来れば早めに対処しておきたいところです。
肘の痛みの原因の多くは肘に負担のかかる動作を繰り返し行なったり、肘に強い衝撃などを受けた時に起こります。その負担により、手首から肘にかけての筋肉線維の断裂や亀裂、腱など周辺組織の炎症などが原因として考えられます。
肘痛のパターンとしては、肘の外側を痛める上腕骨外側上顆炎(じょうわんこつがいそくじょうかえん)で別名テニス肘呼ばれるものと肘の内側を痛める上腕骨内側上顆炎(じょうわんこつないそくじょうかえん)で別名ゴルフ肘と呼ばれる二通りのパターンが多くみられます。
テニス肘の場合は、マッサージをして血流をよくし筋肉の疲れをとるようにします。ストレッチで筋肉の緊張をほぐすのも効果的です。ずきずきとした痛みがあるようなら、冷やして血流を抑えることで痛みを和らげるようにします。
痛むところを直接さわるようなことはせず、周りの筋肉や関節をほぐすことが重要です。間違えた治療をしてしまうと、痛みを長引かせ慢性化する可能性もあるので注意をしましょう。
ゴルフ肘の場合はコースの土などを叩いてしまい、肘に強い衝撃がおこり筋肉を傷めてしまっているので、まずは肘を冷やしたり湿布などを貼って安静にすることが必要です。
それと、肩から肘までの上腕の歪みを整えて早めに緊張を弛緩させると治りが早くなります。
決して、痛むところを直接強く揉んだりしないようにして下さい。
肘痛は、無理をすると長引くので出来るだけ早めに対処することが重要です。それと、自分の動きに対する筋力を鍛えておくことによって予防することが出来ます。
無理な姿勢や動きは様々な部分で負担をかけてしまうので、正しい姿勢と正しい動きで行うことが大切です。