物を持った時に肘に痛みを感じた場合
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荷物などを持った瞬間に肘に痛みを感じたり、ペットボトルなどの蓋をまわして開けようとしたときに痛みを感じる場合、テニス肘と言われる上腕骨外側上顆炎が原因の場合が多くみられます。
テニス肘と聞くと、テニスやバドミントンなどラケットを使うスポーツをされる方に多いと思われますが、パソコンや料理で包丁など手を使う作業を行う方でもテニス肘になりうる場合もあります。
テニス肘の痛みの原因は、肘の外側にある骨の隆起部分にくっついている筋肉が使いすぎのため炎症を起こし痛みを引き起こしています。
このようにスポーツをやっている人限定ではなく、誰しもがなりうる可能性のある症状と言えます。
安静時にはそれほど痛みを感じないが、物を持ち上げようとしたりタオルを絞るなど手首をひねる動作を行うと痛みが生じるという状態になります。
整形外科などで受診した場合は、他に原因はないか探るうえでレントゲンなどで検査をする場合もありますが特に異常が見られない場合は、湿布を貼って安静にすることを勧められます。
まずは、炎症を抑えることによって痛みを和らげることが一番なのでサポーターなどで手を伸展させる筋肉を圧迫させ伝わる力を軽減させることによって筋肉の負荷をさげるのも効果的です。
日常生活において、なるべく腕を使う動作や手首をひねる動作を極力避け負担を減らすことが完治への第一歩になります。
完治には個人差がありますが、おおむね数週間から一か月ほどかかる場合があります。
加齢による原因で痛みが発症した場合はさらに治りが遅くなる場合もありますので、医師と相談して適切な治療方法で早期に回復させることが重要です。