自転車 肘が痛い

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日本において自転車は、移動や荷物の運搬のための方法として、利用されることが一般的でした。
しかし、欧米における自転車は、それ以外にもスポーツの対象として、昔から認識されていたのです。
こうした認識は、日本でも普及しはじめまして、現在はスポーツの一環として、広く行われています。
このような自転車において、肘が痛い疾患はいくつか存在します。
そのうちよく問題となるのが、肘の後方に位置する、上腕三頭筋腱の損傷です。
上腕三頭筋腱は、肘関節を伸展させるために機能します。
この肘関節の伸展は、ハンドルの操作をするためには、必要不可欠な動きです。
例えば、坂道を昇るためには、サドルから上体を起こしてペダルを踏み込みます。

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サドルから上体を起こすには、上肢で支える必要があるのですが、その際に上腕三頭筋腱が働くのです。
上腕三頭筋腱の損傷は、完全断裂の三度損傷では手術療法の適応ですが、発生確率は高くありません。
そのため、部分断裂や炎症のみである、一度から2度損傷が大半を占めるので、保存療法が基本です。
保存療法としては、初期は安静が必要ですが、なかでも肘関節の屈曲を制限することが大切です。
肘関節を屈曲させますと、傷ついた腱の線維の断端が、離開することに繋がります。
腱の線維の断端の修復には、断端を出来るだけ接近させることが、治療を行う上でのキーポイントです。
したがって、自転車で肘が痛いときには、上腕三頭筋腱の損傷を念頭に、治療を行うことが大切です。

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